不妊治療・検査

当院では以下のような、不妊治療・検査を行っております。
必要な場合は専門医院へご紹介いたします。

不妊治療

不妊治療イメージイラスト

タイミング指導

受精、妊娠の確率を高めるための必須条件として、排卵期に性交を行うことが挙げられます。そのためには正確な排卵日を知る必要があります。その方法として、基礎体温検査に加え、超音波検査で卵胞の大きさを図り、成熟の度合いを調べます。その上で排卵日の予測を行い、性交をして、自然に妊娠する確率を高めるのが医師によるタイミング指導です。予測の方法としてはほかに、子宮内膜の厚さや頸管粘液の検査なども併せて行う場合があります。

妊娠のしやすさのピークは排卵日より前にあります。排卵4日前から妊娠する可能性が高まり、排卵日2~1日前が最も妊娠しやすいタイミングです。健康なカップルが排卵日前後にタイミングをとって性行為をした場合、妊娠率は3割前後と言われています。タイミング治療を6~8カ月続けて、妊娠が見られない場合は、人工授精治療への移行を検討します。

排卵誘発

タイミング指導では、排卵誘発剤を使用する場合もあります。その条件とは、自然周期によるタイミング指導で妊娠に至らない際に検討されます。排卵誘発剤を使うことで、複数の排卵があり、受精の確率が高まります。内服薬、注射などの治療を行う場合もあります。

これらの副作用として、卵巣過剰刺激症候群となって卵巣が腫れたり、多くの卵子が排卵されて受精することで、多胎妊娠の可能性が高まったりします。

漢方治療

漢方治療イメージイラスト

漢方治療も選択される場合があります。体質改善によって妊娠しやすい体になることが期待されますが、効果は人それぞれであり、必ず妊娠しやすくなることが保証されているわけではありません。まず優先されるのは、西洋医学によって妊娠を妨げる明確な問題点がないかどうか検査することです。たとえば卵管に癒着があったり、子宮内にポリープがあったりして着床が妨げられていれば、漢方で治すことはできません。ですので、不妊の原因をしっかりと確認してから、漢方治療を併用することが大切になります。

人工授精

人工授精イメージイラスト

タイミング指導で妊娠に至らなかった場合、次のステップとして検討されるのが人工授精(AIH)です。通常の性行為では、最初数千万個ある精子も、頸管、子宮腔内、卵管に進むにつれて数が減少し、卵子の周囲に到達するのは数十個と考えられています。

人工授精治療では、精子をカテーテルで子宮腔内に注入します。それにより、卵子の周囲に到達する精子の数を増やし、妊娠の確率を高めます。子宮腔内以降は通常の受精までの経路をたどりますので、自然妊娠と変わりません。人工授精の進め方としては、まずタイミング指導と同様に排卵日を正確に予測します。自宅で精子を採取し、専用容器に入れ持参して頂きます。カテーテルで子宮腔まで精子を注入します。麻酔はせず、痛みはほとんどありません。注入後は30分ほど安静にし、あとは通常の生活に戻れます。
人工授精を5~8回行って妊娠に至らない場合は、体外受精等の次のステップを考える必要があります。

不妊検査

不妊検査イメージイラスト

超音波検査(卵胞チェック)

正常な排卵があるかどうか、子宮内膜に着床の準備ができているかどうかなどを調べます。また、卵胞の大きさを計測し、排卵日の予測にも使われます。さらに子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫などの病気の有無についての診断も行います。

ホルモン検査

採血しての血液検査でホルモン値を調べます。妊娠に関わるホルモンは、分泌される種類や量が月経周期によって異なります。低温相(月経開始2~5日目)では、主に卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、プロラクチン、男性ホルモンについて調べます。不妊や不育症に関連する甲状腺ホルモンや糖尿病についての検査も行います。高温相(高温相7~10日目)ではエストラジオール、およびプロゲステロンなど、妊娠の維持に重要なホルモンの値を測定します。

子宮通水検査

受精卵の通り道である卵管が閉塞していないかどうかを調べる検査です。子宮の入り口から生理食塩水を注入し、それが左右の卵管にスム-ズに入っていくかをみます。また子宮の内腔を生理食塩水で充満させることによって、ポリープや粘膜下筋腫の有無など子宮の内膜の状態を調べ、妊娠の妨げになる要因がないかどうかを確認します。

クラミジア抗体検査

クラミジアは性感染症の一つですが、卵管やその周囲で炎症を起こすことで、卵管閉塞や卵管周囲の癒着を引き起こす場合があります。不妊症の原因となりますので、罹患が分かった場合は治療しなければなりません。

子宮頸がん検診

子宮頸がんは、妊娠に深刻な影響を与えるだけではなく、健康にも大きく関わる病気ですので、前回の検診から1年以上経過している方には検査することが大切です。

精液検査

不妊の原因の男女比率は、ほぼ同等と言われています。男性の精液における精子の量、濃度、運動率、正常形態率の検査を行っておくことも非常に大切です。

院長 飯田 豊
診療内容 内科 循環器内科 呼吸器内科 生活習慣病 産科 婦人科 医療脱毛 予防接種
住所 兵庫県尼崎市立花町4丁目3-22
アクセス JR立花駅から徒歩約2分
TEL 06-6438-1341
  • Instagramアイコン
  • LINEアイコン
火曜午後はベビー検診です。産婦人科外来は休診です。
産婦人科 日祝
9:00~12:00
16:30~19:30
内科 日祝
9:00~12:00
16:30~19:30
医療脱毛 日祝
9:00~17:00
9:00~13:00
11:00~20:00
イラストマップ